程よい関係
最近の社会学的な調査などによると、 住民たちが暮らしやすいコミュニティというのは、 みんなが笑顔で挨拶できるような関係を保っている所だということです。
ちょっと聞くと当然過ぎることのように思えますが、 通りすがりの人同士で 挨拶をしようっていうのが 今は 普通じゃなくなっていますよね。 むしろ小学生の子供達が、 多分学校でそういう風に教えられているんだと思いますが、 ちゃんと挨拶する子が多い。 ただし 中学生以上になるともうほとんどそんな子は見かけませんけどね (笑)
見も知らない人同士が挨拶するというのは 今の都会では ほとんどありえないことになっていますが、 人の少ない離島などを旅してると たとえ初めて見る人でも笑顔で挨拶してくれる人が 多いようです。
逆に、 知らない人に 挨拶するのに気後れするというか、 そもそも挨拶する相手として人間として意識してないような人も増えているように思われます。 よく 聞くのは、 挨拶しても返してもらえなかったら嫌だなという心理ですね。 気分も良くないし( 笑)
ただ、そんな風に 挨拶 ということを大げさに考えて 無視をしないままでいるよりは気軽におはようとかこんにちはこんばんはと言った方が お互いの 心のバリアが 取れるというまで行かなくても、少なくとも薄くなっていいんじゃないかなっていうふうに思いませんか?
現在構想進行中の 高齢者向けの 住居企画にしても、 そういうツカズハナレズの ゆったりとした 人間的なつながりを大切にするということがベースになっています。